3月は新たな旅立ちの月。コロナに負けず、明るい未来を祈ってます🌸

【歯科編】クリニックや病院選びで参考になる専門医資格について

ブログ

今回は歯科ホームページの医師・スタッフ紹介ページでよく目にする学会について、また認定医や専門医などの資格について調べてみたいと思います。WEBディレクションをしていて医師の所属団体や学会、認定医や専門医なんて気にしたことがなかったのですが、ブログのネタを考えていた時に「そういえば、学会ってなんなんだろう?」と疑問に思ったこと、また学会の資格の専門性を知ることで、一般の人の医療機関選びの参考の一つになったらいいなと思ったのがきっかけです。
特に高額なインプラント治療については「インプラント埋入4000本の実績!」とか「低価格で高品質なインプラント♪」など、ホームページの誇大広告に騙されて悲しい思いをする人が減ることを願うばかりです…
また、歯がぐらぐらする・抜けそうなどの歯周病、子どもの歯の治療、口の中のできもの、親知らずの抜歯、不慮の事故による歯の破折や破損なども学会が専門性を認める資格があるので、参考になればと思います。

で、最初は歯科関連の全ての学会を調べてみようと思ったのですが、日本歯科医学会(日本歯科医師会の中に設置された学術研究組織)の学会だけでも25、全ての学会となると約100もあって調べきるのは難しいと思い。

参考専門分科会 – 日本歯科医学会
参考歯科学会一覧 | 歯科医師向け情報サイト WHITE CROSS

まずは厚生労働省の医療に関する広告が可能となった医師等の専門性に関する資格名等についてで認められている歯科関連の学会や団体について調べていきたいと思います。

ここに記載されている情報は2019年2月に自分が調べた情報になります。認定医や専門医、指導医の申請資格、提出書類、試験内容など、制度の変更で変わる可能性があります。正しい情報は各学会のホームページをご覧いただきますよう、お願いします。
特に厚生労働省の『専門医の在り方に関する検討会』を受けて日本専門医機構が発足、それに追随する形で日本歯科専門医機構も発足しました。今後、各認定医や専門医などの広告の仕方が変わる可能性がありますので注意してください。

日本歯科医師会

参考日本歯科医師会

資格とは関係ないですが、まずはこの団体を調べないわけにはいきません。
日本歯科医師会は1903年(明治36年)に設立された団体です。各都道府県歯科医師会を法人会員、都道府県歯科医師会会員となっている歯科医師を個人会員としています。
2019年12月末日現在の会員数は64,844名。日本歯科医師会が公表している2016年の歯科医師数は104,533名なので、約6割の歯科医師が日本歯科医師会の会員になっていることが分かります。日本歯科医師会は歯科の中でも一番大きな団体なので、8割くらいの医師が会員になっていると思いましたが、意外と少ないことに驚きです。あと、男女比にもびっくり。男性は80,189人(76.7%)、女性は24,344人(23.3%)と、約4人に1人ぐらいの割合しか女性歯科医師っていないんですね。

活動内容

主な活動内容は歯科に関する啓蒙、啓発活動や患者および歯科医師の権利を守るための社会的活動です。具体的にどんなことをしているのかはプレスリリース・活動報告を見るのが一番分かりやすいです。

参考プレスリリース・活動報告|日本歯科医師会

堅い活動が多いのかと思ってたのですが、『ベストスマイル・オブ・ザ・イヤー』で芸能人を表彰したり、映画を製作したりと意外な活動をしています。

感想

ホームページのコンテンツを色々見てみて、WEBディレクターとして思うところはありますが、書いていたら否定的な意見が多くなったので書くのやめました笑
2019年11月から開始したデンタルWEBマガジン『朝昼晩』がタレントを起用したインタビュー記事で歯に関心のない人でも読みやすく、良いと感じました。やっぱり一般人が思う「美しい歯」って言ったら芸能人を思い浮かべる人は多いと思いますので。

日本歯周病学会

参考日本歯周病学会

日本歯周病学会は1957年に設立され、歯周病を克服することにより自分の歯を1本でも多く残すことを目的とする学術団体です。会員数は10,305名 (2017.9.30)です。

活動内容

主な活動内容は歯周疾患の調査・研究、歯科医師のスキルアップや情報提供、歯科衛生士のスキルアップや情報提供です。お知らせを見ても会員向けの情報しかなかったので、一般の人が関わる機会はほとんどないでしょう。

資格

資格は全部で4つあります。

  • 認定医
  • 専門医
  • 指導医
  • 認定歯科衛生士

認定医

認定医は、3年間研修施設で研修して、基本的な歯周治療の知識と臨床技術があり、認定医試験に合格した日本歯周病学会の会員です。認定医数は約600人です。

申請資格

申請資格は以下です。

・3年以上、学会の正会員
・研修施設で3年以上の歯周病学に関する研修と臨床経験
・学術大会で認定医・専門医教育講演を2回以上受講
・倫理講演を1回以上受講

研修施設が気になったので調べてみたところ、研修施設は全国で約150施設しかありませんでした。そこに最低3年所属し、歯周病の研修と臨床経験を積まなければいけないので大変です。

参考研修施設一覧 | 認定制度 | 会員向けコンテンツ | 日本歯周病学会

書類審査

提出書類は以下です。

・認定医認定申請書
・日本歯周病学会認定医資格審査表
・履歴書
・日本歯周病学会会員証明書
・歯科医師免許書
・認定医・専門医教育講演参加証のコピー
・倫理に関する講演参加証のコピーかe-learningの受講証明のコピー
・研修証明書
・指導医の推薦書(主任指導医がいる施設では主任指導医の推薦書)
・指導医の検印を受けた症例報告書
・認定医認定申請料の領収書のコピー

一番大変なのは指導医の検印を受けた症例報告書でしょうか。どんな書類なのか気になる方は、下記ページの様式7-1、様式7-2(どちらもWordファイル)を見てください。

参考認定医 新規申請 | 認定制度 | 会員向けコンテンツ | 日本歯周病学会

とても大変そうです。。

試験

試験は筆記試験のみです。歯周病全般の臨床的・専門的知識を問う問題です。平成25年の合格率は96.4%と高いので、それほど難しい試験という訳ではなさそうです。
…って言っても、それはあくまで先生方からすればという話で、一般人からしたらとても難しく大変な試験という印象ですが。
認定医は専門医になるための登竜門的な位置づけと言えそうです。

専門医

専門医は、認定医取得後、2年間研修施設で研修して、専門的な歯周治療の知識と臨床的経験があり、専門医試験に合格した日本歯周病学会の会員です。専門医数は1,047人です。

申請資格

申請資格は以下です。

・認定医または関連学会認定医を取得している
・認定医か関連学会認定医に登録後、2年以上日本歯周病学会の会員
・認定医か関連学会認定医に登録後、研修施設で2年以上の歯周病学に関する研修・臨床経験
・学術大会で認定医・専門医教育講演を2回以上受講
・定められた教育研修単位の取得
・原則として、日本歯科医師会の正会員か準会員
・非喫煙者

関連学会認定医というのは、日本臨床歯周病学会の歯周病認定医のことです。認定医に登録後、さらに研修施設で2年以上経験を積まなければいけないということは、専門医になるためには最低でも5年かかるということです。

書類審査

提出書類は以下です。

・専門医認定申請書
・専門医資格審査表
・認定医・専門医教育講演参加証のコピー
・認定医認定証か学会が認める関連学会の認定医認定証
・学会会員証明書
・歯科医師免許証のコピー
・指導医の専門医推薦書(主任指導医がいる施設では主任指導医の推薦書)
・専門医申請患者一覧表と指導医の検印を受けた症例報告書
・専門医認定申請料の領収書のコピー

提出書類は認定医とそれほど変わらなく見えます。大きな違いは提出する症例報告書の数です。認定医では歯周炎患者の治療症例を1症例提示すればいいのに対し、専門医では中等度以上の歯周炎患者を10症例提示しなければなりません。

試験

試験はケースプレゼンテーションのみです。提出した中等度以上の10症例のうち、1症例についてケースプレゼンテーションを行い、口頭試問を受けます。平成25年の合格率は76.9%。認定医が96.4%に対しかなり落ちます。
気になったのが認定医の受験者数が約100人ぐらいいるのに対し、専門医の受験者数が13人と非常に少ない事です。これは、中等度以上の歯周炎患者を10症例提示するのが非常に大変だからと思います。中等度となると、かなり歯周病が進行している状態。それを10症例は相当大変と思います。

指導医

指導医は、歯周病専門医取得後、7年間学会や地域での指導的な研修をし、指導医試験に合格した日本歯周病学会の会員です。指導医数は約300人と相当少ないです。

申請資格

申請資格は以下です。

・専門医登録後、7年以上の学会歴か歯周治療の経験
・専門医登録後、認定医・専門医教育講演に5回以上出席
・専門医登録後、筆頭発表者として学会の学術大会か認定医・専門医教育講演か学会臨床研修会で2回以上の症例発表
・指導医にふさわしい業績がある
・原則として、日本歯科医師会の正会員か準会員
・非喫煙者

専門医登録後、7年以上の学会歴か歯周治療の経験ということは、最低でも13年歯周病に関わっているわけで、まさに指導医の名にふさわしいでしょう。

書類審査

提出書類は以下です。

・指導医申請書
・履歴書
・指導医推薦書
・専門医認定証
・業績目録、論文、学会発表、学会における活動、地域歯科医療における活動
・症例報告
・専門医生涯研修記録簿
・症例発表の抄録のコピー

専門医の提出書類と大きく違うのが業績目録、論文、学会発表、学会における活動、地域歯科医療における活動や症例発表の抄録のコピーです。提出書類のフォーマットを見てみましたが、これらを提出できるのは歯周病治療で名のある歯科医師という印象です。気になる方は下記ページの様式4-1、様式4-2、様式4-3、様式5(全てWordファイル)を見てください。

参考指導医 新規申請 | 認定制度 | 会員向けコンテンツ | 日本歯周病学会

試験

試験はなく書類審査のみです。専門医委員会の審査に合格し、理事会が認めれば指導医です。

認定歯科衛生士

認定歯科衛生士は、通算5年以上の歯周病学に関する教育・研修と臨床経験があり、認定歯科衛生士試験に合格した日本歯周病学会の会員です。認定歯科衛生士数は1,090人。余談になりますが、全国の歯科衛生士数は約132,635人なので、認定歯科衛生士を取得している歯科衛生士の割合は約0.8%になります。

申請資格

申請資格は以下です。

・歯科衛生士免許証を持っている
・5年以上の歯周病学の教育・研修・臨床経験か同等以上の経験
・実務経験単位と教育研修単位の合計が30単位以上
・学会の会員

5年以上の歯周病学の教育・研修・臨床経験が大変ですね。年数だけで言えば、専門医になるには最低5年かかるのでそれと同じです。

書類審査

提出書類は以下です。

・認定歯科衛生士認定申請
・履歴書
・日本歯周病学会会員証明書
・歯科衛生士免許証のコピー
・実務経験単位証明書
・在職機関所属長の認定歯科衛生士推薦書
・在職機関所属長の検印を受けた申請患者一覧表
・症例報告書
・認定歯科衛生士申請料の領収書のコピー

やはり大変なのが症例報告書でしょう。歯周炎患者を5症例提示しなければなりません。フォーマットを見てましたが、認定医や専門医ほどではないにしろ、大変そうです。気になる方は下記ページの様式8、症例提出用テンプレートを見てください。

参考認定歯科衛生士 新規申請 | 認定制度 | 会員向けコンテンツ | 日本歯周病学会

試験

試験はケースプレゼンテーションのみです。提出した症例のうち1症例について発表10分と口頭試問5分があります。合格率は第1~8回までの平均が80~90%ぐらいと、かなり高いです。

感想

国が広告可能と認めた学会の資格だけあって、どれも取得するのに大変な資格だと思います。歯周病の人は歯医者を選ぶ参考の一つにしていいと思います。

お役立ちリンク

認定医・歯周病専門医名簿一覧 | 日本歯周病学会
地域を選ぶと、認定医・専門医が在籍している医院が検索できます。ただし、医院のオフィシャルサイトには飛ばないため、医院名をGoogleで検索する必要があり、使い勝手は悪いです。

指導医一覧 | 認定制度 | 会員向けコンテンツ | 日本歯周病学会
指導医を調べたい方はこちら。会員向けページですが、一般でも閲覧できます。また、一般向けページには指導医検索は載っていません。
あえて会員向けページにする理由が分かりません。なぜなんでしょうね?

日本口腔外科学会

参考日本口腔外科学会

日本口腔外科学会は1933年に設立した団体です。1933年に発足した口腔外科集談会が1935年に口腔外科学会に改称しました。口腔外科学に関する研究の進展、知識の普及による学術の発展に寄与することが目的です。会員数は10,640名 (2017.9.30)と、日本歯周病学会の会員数と同じぐらいです。

活動内容

お知らせを見てみたところ、ほとんどが学会や学術大会で一般の人が関わることはなさそうです。

そもそも口腔外科って?
なんとなく知っているつもりになっていたので改めて調べてみました。口腔外科はざっくり言うと、虫歯、歯周病など一般的な歯科治療以外の診療科です。じゃあ具体的にどんな症状を診るの?というとこんな感じ。

  • 口の中のできもの(腫瘍)
  • 交通事故やスポーツなどで歯をぶつけた、割れた、折れた
  • 埋伏歯(ざっくり言うと親知らず)
  • 顎や顔面の骨折
  • 顎関節症
  • 摂食嚥下障害
  • インプラント

他にもたくさんあります。気になる人は下記サイトを参考にしてください。

参考口腔外科で扱う主な病気|口腔外科相談室|日本口腔外科学会

資格

資格は全部で3つあります。

  • 認定医
  • 専門医
  • 指導医

認定医

認定医は、初期臨床研修修了後、研修施設で2年以上の基本的な口腔外科診療の経験実績と学術的研修実績があり、認定医試験に合格した日本口腔外科学会の会員です。認定医数は2,109人とかなり多いです。

申請資格

申請資格は以下です。

・日本の歯科医師免許を持っている
・歯科医師になってから3年以上、学会の会員
・歯科医師になってから研修施設か准研修施設で3年以上の研修経験
・定められた研修実績と診療実績

研修施設と準研修施設は全国に約600施設あり、日本歯周病学会の約150施設よりも多いので、研修施設を探すのはそれほど大変ではなさそうですが、定められた研修実績と診療実績が気になるところです。

書類審査

提出書類は以下です。

・口腔外科認定医認定申請書
・履歴書
・歯科医師免許か医師免許のコピー
・歯科医師か医師の初期臨床研修修了証のコピー
・研修証明書と在籍(職)証明書
・学会2年間継続会員証明書
・研修実績報告書
・診療実績一覧表と担当症例報告書
・「禁煙推進宣言」の同意書

先ほど大変そうだと言った診療実績ですが、診療実績一覧表と担当症例報告書がそれにあたります。どんな内容なのか見てみたところ、案の定、とても大変そうなものでした。ざっくりいうと、検査から診断に至るレポート10例、管理レポート10例、執刀手術経験30例、レベルⅡ以上(中難度)の手術経験15例以上です。これ、相当大変でしょうね。
気になる方は下記ページの専門医制度施行細則を見てください。

参考専門医制度規則|会員・医療関係者|日本口腔外科学会

レポートのフォーマットなど探してみましたが、一般向けには公開されていないようです。

試験

試験は筆記試験のみです。口腔外科疾患全般の診断と治療、入院患者の全身管理等について問われます。平成25年の合格率は79.1%とそこそこ高いです。

専門医

専門医は、初期臨床研修修了後6年以上、研修施設で口腔外科に係わる診療と学術的活動に従事して一定以上の実績があり、専門医試験に合格した日本口腔外科学会の会員です。専門医数は1,993人と、認定医と同じくらいです。

申請資格

申請資格は以下です。

・日本の歯科医師免許を持っていて、良識ある人格の人
・日本口腔外科学会の認定医
・歯科医師になってから6年以上、学会の会員
・歯科医師になってから研修施設か准研修施設で6年以上の診療経験
・定められた研修実績と診療実績と論文業績

ぱっと見、申請資格は認定医とそれほど変わりませんが、認定医の場合は歯科医師になってから3年以上の研修経験で良かったのに対し、専門医は6年以上の診療経験が必要です。また、論文業績も必要です。
あと個人的に気になったのは「良識ある人格の人」。わざわざ書く必要があるのでしょうか笑

書類審査

提出書類は以下です。

・口腔外科専門医認定申請書
・履歴書
・歯科医師免許か医師免許のコピー
・口腔外科認定医認定証のコピー
・研修証明書と在籍(職)証明書
・学会6年間継続会員証明書
・研修実績報告書
・診療実績一覧表と担当症例報告書と担当入院症例報告書
・論文業績一覧表
・「禁煙推進宣言」の同意書
・在籍している医療機関の協力内諾書

認定医の提出書類と大きく異なるのが論文業績一覧表です。どんな論文業績かというと、口腔外科学に関する学術論文を3編以上発表で、日本口腔外科学会雑誌掲載論文は1編含む必要があり、また3編のうち1編は筆頭著者として日本口腔外科学会雑誌か『International Journal of Oral and Maxillofacial Surgery』か『Journal of Oral and Maxillofacial Surgery, Medicine, and Pathology』に掲載されたものでなければなりません。
一般人の自分は全く知らない雑誌ですが、とにかく凄そうというのは感じます。
あと、認定医のところでも挙げた診療実績一覧表と担当症例報告書ですが、やはり専門医となると大変でした。長くなるのでざっくりまとめると、執刀手術経験100例(うち、40例以上はレベルⅡ以上の手術)、入院症例管理50例、口腔外科症例の管理・診断10例です。

試験

試験は筆記試験・口頭試問と手術実地審査です。筆記試験はこんな感じだそう。

専門医試験はすべて記述式です。

設問は8問
1)先天異常、後天異常
2 )外傷
3 )炎症
4 )腫瘍
5 )嚢胞、医療倫理
6 )唾液腺疾患、顎関節疾患、血液疾患、神経疾患
7 )口腔粘膜疾患
8 )周術期管理、再建法
です。

試験時間は2時間半で、5点刻みで採点、

一問100点満点で合計800点満点
一問でも30点以下だと不合格です。とのこと。

出典:筆記試験について | 口腔外科専門医の覚え書き

一番難しいというか、どの医師も嫌がりそうなのが手術実地審査。これは、試験官が受験者の口腔外科手術を実際に見学し、手術能力を判定するというもの。手術の様子を試験官が横で見ているなんて、手が震えそう。。
いや、震えたら困りますが笑
認定医と比べると、知識以上に手術などの技術・経験が問われるのが専門医と感じました。

指導医

指導医は、初期臨床研修修了後12年以上、口腔外科専門医取得後3年以上の研修期間を経て、口腔外科に係わる豊富な診療経験と学術的活動の実績があり、指導医試験に合格した日本口腔外科学会の会員です。指導医数は895人と、認定医や専門医に比べて一気に減ります。

申請資格

申請資格は以下です。

・認定医や専門医を指導し、口腔外科の発展と向上に資する人
・口腔外科に関する診療、教育や研究の指導が行える資質がある人
・歯科医師になってから12年以上、学会の会員
・日本口腔外科学会の専門医
・歯科医師になってから研修施設か准研修施設で12年以上の診療経験
・専門医取得後、3年以上口腔外科に関する診療を行っている
・定められた診療実績と論文業績

専門医の場合は、研修施設か准研修施設で6年以上の診療経験で良かったのに対し、指導医は12年以上の診療経験が必要です。専門医でもすごいのに、専門医の倍の診療経験。さすが指導医です。

書類審査

提出書類は以下です。

・口腔外科指導医認定申請書
・履歴書
・口腔外科専門医認定証のコピー
・在籍(職)証明書
・学会12年間継続会員証明書
・研修実績報告書
・診療実績一覧表
・論文業績一覧表
・小論文
・「禁煙推進宣言」の同意書
・在籍している医療機関の協力内諾書

認定医と専門医になかったのが小論文。小論文はテーマ「口腔外科臨床に求められる医療倫理について」について1,000字程度で記載すればよく、診療実績や論文業績に比べれば大したことはなさそうです。
やはり問題なのは診療実績と論文業績でしょうか。診療実績はレベルⅡ以上の手術を60症例、論文は10編と、とても大変です。また論文は筆頭著者として3編で、そのうち1編は日本口腔外科学会雑誌か『International Journal of Oral and Maxillofacial Surgery』か『Journal of Oral and Maxillofacial Surgery, Medicine, and Pathology』に論文が掲載されなければいけません。

試験

試験は手術実地審査・面接のみです。手術実地審査は専門医の試験で既に経験済みですし、まして指導医を目指す人ともなれば、これぐらい大したことはないでしょう。
…っていっても、やっぱり試験官に見られてると言うのは緊張しそうなものです笑

感想

相当難しい資格と思います。インプラントなどの高額な治療の際は資格を持っている先生に相談するのは良いと思いました。

お役立ちリンク

あなたの街の専門医がいる病院・歯科医院
専門医がいる病院やクリニックを調べられます。ホームページのリンクも貼られているため便利です。

日本小児歯科学会

参考日本小児歯科学会

日本小児歯科学会は1963年に設立された小児歯科医療の発展と向上を目的とする団体です。会員数は4,852名 (2017.9.30)と、先に紹介した団体と比べると多くはありません。

活動内容

活動内容は学術活動、認定医や専門医制度の運営、研修セミナー、大学での講義や実習など、一般の人が関わる機会はほとんどないようです。

資格

資格は全部で4つあります。

  • 認定医
  • 専門医
  • 専門医指導医
  • 認定歯科衛生士

認定医

認定医は、研修施設で2年以上の小児歯科に関する研修を受け、通算5年以上の小児歯科臨床経験があり、認定医試験に合格した日本小児歯科学会の会員です。認定医数は121人と非常に少ないです。

申請資格

申請資格は以下です。

・日本の歯科医師免許を持っている
・研修施設で2年以上の小児歯科に関する研修経験と5年以上の臨床経験、または同等以上の経歴
・5年以上、学会の会員
・小児歯科学に関連する研究報告を学会で発表
・小児歯科学に関連する研究報告を学術雑誌に発表

研修施設は全国に約100施設しかなく、少ないように感じます。

書類審査

提出書類は以下です。

・認定申請料払込受領証のコピー
・認定申請書
・履歴書
・研修実績証明書
・業績目録
・小児歯科専従歴証明書
・2000字程度の小児歯科学研修に関するレポート
・歯科医師免許証のコピー

業績目録が気になったのでフォーマットを探してみましたが見つかりません。。ダウンロードページを探してみたのですが、あるのは専門医指導医認定申請書で認定医の申請書ではないし…
色々調べていたところ、認証医制度検討委員会で小児歯科学会新認定医制度(仮称)を検討中だそうなので、もしかしたら今は認定医の新規申請は停止中なのかもしれません。

参考認証医制度検討委員会|日本小児歯科学会

試験

試験は面接試験のみです。内容は、2年以上の口腔管理を行った2症例(心身障害児またはう蝕、咬合誘導、外傷等の処置を行ったもの)を提示するのと、試験管から提示された症例の診断と診療計画を発表。あと、小児歯科全般についての口頭試問です。

先に紹介した学会の認定医と比べると、それほど難しいとは感じません。他の学会の認定医基準やその他事情を鑑み、認定医制度を検討中なのかもしれません。

専門医

専門医は、通算5年以上の小児歯科臨床経験があり、高度な小児歯科に関する専門的知識と治療技術があり、専門医試験に合格した日本小児歯科学会の会員です。専門医数は1,173人と、認定医の約10倍ぐらいいます。これは認定医を飛ばして専門医を目指す歯科医師が多いからでしょうね。

申請資格

申請資格は以下です。

・日本の歯科医師免許を持っている
・5年以上、学会の会員
・研修施設で施行細則第5条で示される研修を修める
・教育研修単位を必要単位数取得している
・原則として、日本歯科医師会の正会員か準会員

「施行細則第5条で示される研修」とは、150単位以上の研修と大学研修施設での40単位以上の研修のこと。かなり大変です。

書類審査

提出書類は以下です。

・専門医認定申請書
・履歴書
・診療実績証明書
・教育研修単位取得証明書・教育研修記録簿と症例リスト
・学会参加、発表等を証明する資料
・歯科医師免許証のコピー
・原則として、日本歯科医師会会員証のコピー
・専門医認定申請料振込み受領証のコピー

大変なのは、やはり症例リストでしょう。記載する症例は主治医として担当した小児歯科治療10症例、さらに2年以上の長期継続観察症例(乳歯列期から混合歯列期にかけての症例を含むこと)を5症例以上記載する必要があります。
主治医として担当で2年以上の長期継続観察症例を5症例って。。
子どもの場合、親の都合で引っ越したりで歯医者が変わることが考えられます。あと、違う歯医者に変えたり、歯医者に来なくなったりも。そんな中、症例を集めるのは大変なんじゃないかなと、素人ながら思いました。

試験

試験はケースプレゼンテーションと口頭試問、症例課題(記述試験)、客観試験(選択肢問題)の3つです。
ケースプレゼンテーションと口頭試問は、提出した症例の中から自分が一つ選ぶのと試験官が選ぶ一つ(合計2つ)で行われます。試験官が選ぶ症例は試験案内の際に通知されるらしいので、その点はまだ優しいですね。
症例課題(記述試験)は、試験官が提示した症例の資料に基づいて、診断や治療計画を記述する試験です。
客観試験(選択肢問題)は、小児歯科専門医に必要な全般的知識を問う選択肢問題です。
平成25年の合格率は71.4%とかなり低い印象です。気になったのが、平成25年の受験者数が28人しかいない事。ちなみに、平成24年は22人、平成23年も21人ととても少ない!やっぱり症例リストの提出が厳しいんでしょうか。

専門医指導医

専門医指導医は、ざっくりいうと専門医です。じゃあ専門医と何が違うの?ってことですが、専門医指導医は専門医を目指す人の指導、また地域歯科医療における小児歯科医療の充実と発展のための指導という役割が付いてきます。
専門医指導医数は下記サイトにあるのですが、各都道府県ごとにチェックしないといけないので大変。。時間ある時に調べてみます。

参考専門医がいる施設検索|日本小児歯科学会

申請資格

申請資格は以下です。

・日本小児歯科学会の専門医
・15年以上の学会歴と小児歯科診療の経験
・専門医指導医にふさわしい業績がある
・原則として、日本歯科医師会の正会員か準会員

15年以上の学会歴と小児歯科診療の経験はすごいですよね。また、専門医指導医にふさわしい業績は以下になります。

・診療実績の小児患者の占める割合が50%以上
・小児歯科分野の論文発表か学会発表3編以上
・小児歯科分野の学会活動と地域活動に5回以上参加

診療実績の小児患者の占める割合が50%以上は小児歯科メインと言っていいでしょう。そして15年以上の小児歯科診療の経験があるということは、小児歯科のプロフェッショナルです。

書類審査

提出書類は以下です。

・専門医指導医認定申請書
・履歴書
・業績目録
・診療実績証明書
・専門医指導医推薦書
・専門医指導医認定申請料振込み受領証のコピー

専門医の提出書類にあった症例リストはなく、代わりに業績目録が増えています。内容は最近5年間の論文・著書、学会発表、学会や地域歯科医療における活動などとの事で、これはこれで大変です。

試験

試験は資格審査のみです。提出した書類が委員会で認められれば指導医です。合格率はどこにも掲載されていなかったので不明です。

認定歯科衛生士

認定歯科衛生士は、通算5年以上の小児歯科臨床経験があり、歯科衛生士として小児歯科についての技術や知識があり、認定歯科衛生士試験に合格した日本小児歯科学会の会員です。認定歯科衛生士数は162名とかなり少ないです。

申請資格

申請資格は以下です。

・歯科衛生士免許証を持っている
・5年以上の小児歯科学に関する研修と臨床経験か同等以上の経験
・1年以上、学会の会員
・全国大会や地方会大会などの学会に1回以上出席
・教育研修単位30単位以上

書類審査

提出書類は以下です。

・認定歯科衛生士認定申請書
・履歴書
・教育研修単位取得証明書
・在職機関所属長の推薦書
・在職機関所属長の検印を受けた5症例報告書
・学会参加、発表等を証明する資料
・歯科衛生士免許証のコピー
・認定歯科衛生士申請料払込金受領証のコピー

認定医や専門医、指導医と比べると提出の難しい書類はありませんが、5症例報告書だけは大変そうです。フォーマットを見て見ましたが、主訴、現病歴、全身的所見、口腔内所見、治療方針など、細かく記載しなければなりません。どんな書類なのか気になる方は、下記ページの症例報告書フォーム(PPTファイル)を見てください。

参考歯科衛生士コーナー|日本小児歯科学会

試験

試験は日本小児歯科学会全国大会か地方会大会における発表時(学術、症例報告など)の口頭試問(ポスター発表)のみです。「ポスター」と聞くと、歯医者の壁に貼ってある虫歯予防や歯周病予防のポスターのデザイン制作と思ったんですが、違いました笑
ケースプレゼンテーション例(PDF)のようなポスターを制作し、それについての口頭試問です。
詳しくはGoogleで「日本小児歯科学会 認定歯科衛生士 ポスター発表」で画像検索してみてください。ネックストラップをかけてボードの前で撮影している写真がいくつか出てくると思います。それを見ると、なんとなく内容が分かると思います。

感想

総合的にかなり難易度の高い資格と思います。赤ちゃんや小さなお子さんの歯で悩んでいるお母さんは子どもの歯医者選びの参考にしていいと思います。

専門医がいる施設検索|日本小児歯科学会
専門医がどの病院やクリニックに在籍しているのか都道府県別で検索できます。また、専門医指導医も検索できます。ただ、スマホ対応していなのが不便です。

認定医がいる施設検索|日本小児歯科学会
都道府県別の認定医が検索できます。

日本歯科麻酔学会

参考日本歯科麻酔学会

日本歯科麻酔学会は1973年に設立された歯科麻酔学に関わる研究、診療、教育の進歩と発展を目的とする団体です。会員数は2,582名 (2017.9.30)と、先に紹介した団体の中では一番会員数が少ないです。

活動内容

主な活動内容は学術集会、研究発表会、講演会、研究や調査などです。お知らせを見ても一般向けの内容は一切ないので、関わる機会はないでしょう。

資格

資格は5つあります。

  • 登録医
  • 認定医
  • 専門医
  • 指導医
  • 認定歯科衛生士
  • 登録医

    登録医は、歯科治療時の全身管理や救急処置に関する知識と技能を修得しようと積極的に自己研修を行っている医師だと学会が認定し、登録医試験に合格した日本歯科麻酔学会の会員です。登録医数は調べてみたのですが、分かりませんでした。

    申請資格

    申請資格は以下です。

    ・日本の歯科医師免許か医師免許を持っている
    ・学術集会か研修会に2回以上出席、また救急蘇生法の講習会に参加
    ・1年以上、学会の会員

    条件を満たすのはそれほど難しくありません。

    書類審査

    提出書類は以下です。

    ・登録医申請書
    ・履歴書
    ・学術集会か研修会の参加証明書
    ・救急蘇生講習会受講修了証のコピー
    ・歯科医師か医師免許証のコピー

    特に難しい提出書類はありません。

    試験

    試験は症例提示のみです。登録医制度規則に記載はなかったのですが、おそらく全身管理症例記録の提出です。どんな書類か気になる方は全身管理症例記録(記入例)を見てください。

    登録医は資格というより、歯科麻酔学を意欲的に勉強しようという人のためのものでしょう。

    認定医

    認定医は、歯科麻酔学に関する基本的な知識と技能をもっている医師で、認定医試験に合格した日本歯科麻酔学会の会員です。認定医数は1,175人と、学会員の約半数が認定医ということになります。

    申請資格

    申請資格は以下です。

    ・日本の歯科医師免許か医師免許を持っている
    ・2年以上の歯科麻酔の研修
    ・歯科麻酔学指導施設の所属長である歯科麻酔指導医による認定医申請の許可
    ・2年以上、学会の会員
    ・歯科麻酔に関連する学術論文を日本歯科麻酔学会雑誌か『Anesthesia Progress』に発表

    学術論文発表が一番難しそうです。ちなみに『Anesthesia Progress』とは、アメリカ歯科麻酔学会が発行している機関誌です。日本歯科麻酔学会の英文機関誌として認定されたそうで、それがどれほどのものなのか一般人の私には分かりません。ただ、すごい機関誌なんでしょうね。

    書類審査

    提出書類は以下です。

    ・認定申請書
    ・履歴書
    ・研修証明書
    ・歯科麻酔認定医申請許可書
    ・認定医研修カリキュラム履修項目
    ・救急蘇生講習会受講修了証のコピー
    ・症例数一覧表
    ・歯科麻酔に関する業績目録(日本歯科麻酔学会雑誌か『Anesthesia Progress』への掲載論文のうち一編の別刷等を添付)
    ・歯科医師か医師免許証のコピー

    気になったのは症例数一覧表です。調べてみたところ、全身麻酔200症例以上(うち100例以上の歯科領域のための全身麻酔を含む)、静脈内鎮静法50例以上と、かなり大変なものでした。

    試験

    試験は筆記試験と口頭試問です。試験内容は調べても分かりませんでしたが、合格率は平成23~25年で52.9%、64%、63.1%とかなり低いので相当難しいものと思われます。

    専門医

    専門医は、歯科麻酔学に関する専門的な知識と技能をもっている医師で、専門医試験に合格した日本歯科麻酔学会の会員です。専門医数は約270人と、会員の約10%が専門医ということになります。

    申請資格

    申請資格は以下です。

    ・日本の歯科医師免許を持っている
    ・日本歯科麻酔学会の認定医
    ・5年以上、学会の会員
    ・歯科麻酔学指導施設の所属長である歯科麻酔指導医による専門医申請の許可
    ・専門医にふさわしい業績がある
    ・専門医研修カリキュラムを修了している
    ・認定医取得後、歯科に関連する全身麻酔を含む全身管理症例か疼痛治療症例を担当または指導している(大学病院等の歯科麻酔学指導施設に専従するもの以外の場合)

    一番難しそうなのは、歯科麻酔指導医が専門医申請を認めてくれるかどうかでしょうか。詳しくは次の項で説明します。

    書類審査

    提出書類は以下です。

    ・専門医審査申請書
    ・履歴書
    ・日本歯科麻酔学会認定医認定証
    ・麻酔専従証明書、業務内容証明書か研修派遣証明書
    ・歯科麻酔専門医申請許可書
    ・学会出席、学会発表、論文発表の業績目録
    ・救急蘇生講習会受講修了証のコピー
    ・専門医申請前の最近5年間に担当か指導した全身麻酔症例・全身管理症例・疼痛治療症例のうち年間100例、総計500例の一覧表
    ・専門医研修カリキュラムの評価シートと実技試験合格証明書

    先ほどの歯科麻酔指導医が専門医申請を認めてくれるかどうかの書類が「専門医研修カリキュラムの評価シートと実技試験合格証明書」です。
    評価シートは、全身麻酔、静脈麻酔と精神鎮静法、全身管理、救急蘇生の4項目について歯科麻酔指導医の評価を受ける必要があります。そして評価シートを基に歯科麻酔指導医が評価し、合格であれば実技試験合格証明書がもらえるという感じです。
    ちなみに、評価シートの項目はかなりの数です。気になる方は歯科麻酔専門医研修修了実技評価シート(記入例)(PDF)を見てください。

    試験

    試験は提出症例による試問を含む口頭試問と論文記述です。これも認定医と同様、調べても詳しいことは分からなかったのですが、平成23~25年の合格率が90%、88%、63.2%と年々下がっているので、かなり難しいものと思われます。
    受験者数も毎年20名前後と極端に少ないので、応募要件を満たすことや書類を揃えること、審査が厳しいのだと思います。

    指導医

    指導医は、認定医や専門医に歯科麻酔関連業務を指導するための十分な能力があると認められ、歯科麻酔科関連領域の指導と管理に専従する医師です。全国でも約30人しかいません。

    申請資格

    申請資格は以下いずれかを満たす必要があります。

    ・大学病院等の歯科麻酔科、またはそれに相当する診療部門の長で日本歯科麻酔学会の専門医
    ・大学病院等の歯科麻酔科、またはそれに相当する診療部門の長で日本麻酔科学会の専門医であり日本歯科麻酔学会の専門医
    ・日本歯科麻酔学会の専門医か日本麻酔科学会の専門医取得後、それぞれの麻酔科分野で5年以上継続して専従し、さらに以下すべての要件を満たしている
    ①5年間で500症例以上の全身管理症例の経験(指導症例も含む)
    ②5年間で麻酔関連論文3編以上(日本歯科麻酔学会雑誌か『Anesthesia Progress』掲載論文1編以上と筆頭論文1編以上を含む)
    ③歯学部学生か歯科臨床研修医に100時間以上の歯科麻酔学に関する講義と実習指導経験、また5名以上の認定医か歯科麻酔専門医資格の取得に関わる指導・教育経験
    ④理事会に適当と認められる

    4つのうち1つを満たせばいいので楽そうに見えますが、よく読むとどれもとっても厳しい申請資格だと思います。特に論文が関係する申請資格で満たすのはかなり大変そうです。さすが指導医の申請資格という感じです。

    書類審査

    提出書類は以下です。

    ・歯科麻酔学指導施設認定申請書
    ・歯科麻酔指導医履歴書
    ・日本歯科麻酔学会の歯科麻酔専門医認定証か日本麻酔科学会の麻酔科専門医認定証のコピー
    ・申請施設に関する報告書

    認定医や専門医の提出書類と比べると、とてもすっきりして見えます。

    試験

    試験は書類審査と実地審査です。書類審査は提出した書類の審査を、実地審査は専門医審査委員会委員より選出された実地審査委員が審査をします。実地審査は実際の麻酔の技術を審査するのではなく、どういう施設なのか、設備は整っているかなどの審査だと思います。合格率や応募者数などは分かりませんでした。

    認定歯科衛生士

    認定歯科衛生士は、歯科治療時の各種麻酔や全身管理、救急処置に関する知識と技能を修得しようと積極的に自己研修を行っている歯科衛生士だと学会が認定した日本歯科麻酔学会の会員です。登録医と似ていますね。認定歯科衛生士数は100人以上いますが、ホームページへの氏名・都道府県の掲載を承諾した人を数えただけで、詳しい人数は分かりませんでした。

    申請資格

    申請資格は以下です。

    ・日本の歯科衛生士免許証を持っている
    ・歯科麻酔の研修
    ・学会認定医による認定歯科衛生士申請の許可
    ・1年以上、学会の会員
    ・学術集会か研修会に1回以上出席

    応募資格を満たすのはそれほど難しくない気がします。

    書類審査

    提出書類は以下です。

    ・認定歯科衛生士申請書
    ・履歴書
    ・研修証明書
    ・認定歯科衛生士申請許可書
    ・学術集会や研修会の参加証明書
    ・救急蘇生講習会受講修了証のコピー
    ・症例一覧表
    ・症例報告書
    ・歯科衛生士免許証のコピー

    この中で大変そうなのは、症例報告書でしょうか。3症例の症例報告書を作成、提出する必要があります。どんな書類か気になる方は症例報告書(記入例)(PDF)を見てください。

    試験

    試験は筆記試験と口頭試問です。どんな内容なのか調べてみたのですが分かりませんでした。合格率も不明です。

    感想

    認定医、専門医、指導医は相当な難易度だと思います。麻酔をしてインプラント治療を受けたい、眠っている間に親知らずを抜いてもらいたいなどで医療機関を探す際に参考になる資格と思いました。
    認定歯科衛生士は訪問歯科診療やインプラント治療などに力を入れているクリニック、また病院などで勤務している歯科衛生士にとっては役に立ちそうな資格と感じました。

    患者お役立ちリンク

    歯科麻酔専門医一覧
    専門医の名前と都道府県が分かりますが、医療機関名は分からないため不便です。

    歯科麻酔学指導施設ならびに歯科麻酔指導医一覧|歯科麻酔指導医関連|各種認定事業|一般社団法人日本歯科麻酔学会
    歯科麻酔学指導施設、また指導医の名前と所属が調べられます。

    日本歯科放射線学会

    参考日本歯科放射線学会

    日本歯科放射線学会は1960年に設立した団体です。歯科放射線学に関する研究、診断機器や放射線治療に関する情報を発信することが目的です。会員数は1,542名 (2019.9.30)と、日本歯科麻酔学会よりも少ないです。

    活動内容

    活動内容は研修や講習、学術大会などで、一般の人が関わる機会はほとんどありません。

    資格

    資格は全部で6つあります。今まで紹介した学会の中では一番資格が多いです。

    • 准認定医
    • 認定医
    • 専門医
    • 指導医
    • 口腔放射線腫瘍認定医
    • PET核医学歯科認定医

    ※PET核医学歯科認定医は日本核医学会と共同で作った?資格で、医科の分野と思い、今回は紹介を省略します。

    准認定医

    准認定医は、歯科医療におけるエックス線の使用に関して基本的な知識と技量があり、准認定医試験に合格した日本歯科放射線学会の会員です。准認定医数は不明でした。

    申請資格

    申請資格は以下です。

    ・日本の歯科医師免許を持っていて、良識ある人格を持つ
    ・学会の正会員
    ・生涯学習研修会を1回以上受講

    出た。日本口腔外科学会の専門医の応募資格にも書いてあった「良識ある人格をもつ者」笑

    書類審査

    提出書類は以下です。

    ・准認定医申請書
    ・履歴書
    ・歯科医師免許のコピー
    ・生涯学習研修会の受講証明書

    提出の難しい書類はありません。「生涯学習研修会の受講証明書」が気になったので調べてみましたが、日本歯科放射線学会が開催する生涯学習研修会(大体3時間半ぐらい?)に参加するだけです。

    試験

    どんな試験なのか調べてみましたが分かりませんでした。ただ、試験は生涯学習研修会の時に同時に開催され、「16:30-17:00は准認定医認定試験」と書いてありました。試験時間は30分なので、それほど難しい試験ではないと思います。合格率は不明です。

    認定医

    認定医は、歯科医療における放射線の使用に関して専門的知識と臨床技能があり、認定医試験に合格した日本歯科放射線学会の会員です。認定医数は約400人(数えました)と、学会員の約25%が認定医という事になります。

    申請資格

    申請資格は以下です。

    ・日本の歯科医師免許を持っていて、良識ある人格を持つ
    ・2年以上、学会の正会員
    ・以下どちらかを満たす
    ①学会認定研修機関で常勤か非常勤歯科医として2年以上の研修
    ②准認定医の資格を1回以上更新

    書類審査

    提出書類は以下です。

    ・認定医申請書
    ・履歴書
    ・歯科医師免許のコピー
    ・研修証明書
    ・研修カリキュラム履修記録
    ・歯科放射線に関する業績目録
    ・上記の業績を証明できる資料
    ・診療実績を証明できる資料

    上記のようにありますが、実は申請資格のどちらを満たしたかによって提出書類が変わります。「学会認定研修機関で常勤か非常勤歯科医として2年以上の研修」の場合は上記全てを提出、「准認定医の資格を1回以上更新」の場合は、以下3点を提出するだけで済みます。

    ・認定医申請書
    ・履歴書
    ・歯科医師免許か准認定医認定証のコピー

    こうしてみると、提出書類の少ない「准認定医の資格を1回以上更新」を満たした方がラクって思いますよね?でも実は罠があります…詳しくは次の試験の項目で説明します。
    ちなみに、「学会認定研修機関で常勤か非常勤歯科医として2年以上の研修」の場合、以下申請資格を満たす必要があります。

    ・筆頭演者として歯科放射線に関連する学術発表、または筆頭著者として学術論文を1編以上発表
    ・造影・CT・超音波・MRI・RIなどを含む読影報告書50例以上を作成、そのうち20例以上は筆頭報告者として報告書を作成
    ・放射線の物理的性質、人体への影響、安全取り扱いと管理技術、及び関連する法令などの研修

    筆頭演者としての学術発表か学術論文はとっても大変そうです。

    試験

    試験は筆記試験のみです。ただ、先ほど話した「准認定医の資格を1回以上更新」の場合、筆記試験に加えて実地試験があります。実地試験の詳細は分かりませんでしたが、他の学会の実地試験を考えると、チェックシートを手にした審査委員立ち合いの元、エックス線検査などの実技をチェックされると考えるのが妥当でしょう。緊張で頭が真っ白になる人もいそう。これが先ほど言った罠です笑
    筆記試験の内容は分かりませんでしたが、日本歯科放射線学会ホームページに過去問題が掲載されているのは優しいですね。合格率は平成23~25年で100%、100%、97.6%と非常に高いです。

    専門医

    専門医は、歯科放射線学の専門的知識と臨床技能があり、特に画像診断をより深く行えると学会に認められ、専門医試験に合格した日本歯科放射線学会の会員です。専門医数は約200人(数えました)です。

    申請資格

    申請資格は以下です。

    ・日本の歯科医師免許を持っていて、良識ある人格を持つ
    ・5年以上、学会の正会員
    ・学会の認定医
    ・学会認定研修機関で研修を受け、以下いずれかを満たす
    ①常勤歯科医として5年以上の研修
    ②週1日以上の非常勤歯科医で8年以上の研修
    ③他の学会の専門医で常勤歯科医として3年以上の研修
    ④他の学会の専門医で週1日以上の非常勤歯科医として5年以上の研修
    ・以下の診療・研修・研究実績がある
    ①筆頭演者として歯科放射線に関連する学術発表
    ②筆頭か共同著者として歯科放射線に関連する研究報告を学術雑誌に3編以上発表、また筆頭著者として『歯科放射線』か『Oral Radiology』掲載の論文1編以上を含む(『Oral Radiology』は2編換算)
    ③造影・CT・超音波・MRI・RIなど50例以上含む読影報告書200例以上を作成、また100例以上は筆頭報告者として報告書を作成
    ④放射線の物理的性質、人体への影響、安全取り扱いと管理技術、及び関連する法令などの研修
    ⑤口腔領域の放射線治療の適応と治療成績、また関連する歯科的管理に関する研修

    申請資格が多いです。気になったのは他の学会の専門医。あまり他の学会の専門医資格が応募条件に記載されている事はないので珍しいです。他の学会というのは、先に紹介した厚労省が認めている団体の事でしょうか。それとも認められていない学会の専門医資格でもいいんでしょうか。調べても分かりませんでした。
    一番大変なのは、筆頭著者として『歯科放射線』か『Oral Radiology』掲載の論文1編以上を含むでしょうね。また、読影報告書200例以上も大変そうです。

    書類審査

    提出書類は以下です。

    ・専門医申請書
    ・履歴書
    ・歯科医師免許のコピー
    ・研修証明書
    ・研修カリキュラム履修記録
    ・歯科放射線に関する業績目録
    ・学会の目次か抄録のコピー(筆頭発表者であることがわかる資料)、論文別刷のコピー
    ・読影レポートのコピーなど

    申請資格を満たしていることを証明できる書類ということです。申請資格の内容と被るので説明は割愛します。

    試験

    試験は筆記試験と実地試験です。認定医の場合、「准認定医の資格を1回以上更新」の場合のみ実地試験がありましたが、専門医ともなると全員実地試験があります。合格率は平成23~25年で50%、100%、50%と非常にバラツキがあります。なぜかというと、各年の受験者数が2人と非常に少ないためです。

    指導医

    指導医は…
    実は他の学会と異なり、指導医に関する細かな説明がありません。後述する応募資格、提出書類、試験などの内容を見て判断してもらえればと思います。ちなみに、指導医数は約70人と非常に少ないです。

    申請資格

    申請資格は以下です。

    ・歯科放射線学に関する深い知識と豊富な経験がある
    ・研修機関等で研修指導に従事し、専門医の育成を担当する資質がある
    ・学会の専門医で、専門医取得後3年以上研修機関で常勤歯科医として研修を受ける
    ・10年以上、学会の会員
    ・研修機関で10年以上歯科放射線に関する研修を受ける
    ・筆頭演者として歯科放射線に関連する学術発表を10回以上(歯科放射線学会学術大会か臨床画像大会か地方会での発表を5回以上含む)
    ・筆頭著者として歯科放射線に関連する研究報告を学術雑誌に10編以上発表、また筆頭著者として『歯科放射線』か『Oral Radiology』掲載の論文2編以上を含む(『Oral Radiology』は2編換算)

    専門医の場合は筆頭か共同著者として学術雑誌に3編以上発表でしたが、指導医ともなると筆頭演者として10編以上発表が必要となるため、相当大変です。

    書類審査

    提出書類は以下です。

    ・指導医認定申請書
    ・履歴書
    ・日本歯科放射線学会の10年間会員継続証明書
    ・業績目録
    ・在職証明書
    ・研修証明書
    ・学会抄録集の目次か抄録(演題名と発表者がわかるもの)、論文別刷のコピー

    これも申請資格と被るので、説明は割愛します。

    試験

    指導医に試験はありません。認定委員会が認めれば指導医です。合格率は平成23~25年で全て100%です。

    口腔放射線腫瘍認定医

    口腔放射線腫瘍認定医は、口腔・顎顔面領域癌の放射線治療や放射線治療患者の口腔管理に関する基本的な知識と技量があり、試験に合格した日本歯科放射線学会の会員です。口腔放射線腫瘍認定医数は約20人です。

    申請資格

    申請資格は以下です。

    ・日本の歯科医師免許を持っていて、良識ある人格を持つ
    ・3年以上、学会の会員で日本放射線腫瘍学会の正会員
    ・日本放射線腫瘍学会認定の総合修練機関か修練機関で3年以上の研修
    ・5年以内に研修単位を20単位以上取得
    ・学術大会か日本放射線腫瘍学会学術大会で放射線腫瘍学か放射線治療患者の口腔ケアに関する発表を1回以上
    ・筆頭著者として放射線腫瘍学か放射線治療患者の口腔ケアに関する学術論文1編以上

    日本放射線腫瘍学会認定の総合修練機関か修練機関で3年以上の研修、筆頭著者としての学術論文1編以上が大変そうです。にしても、なぜここだけ研修機関ではなく「修練機関」としたのかが気になります笑

    書類審査

    提出書類は以下です。

    ・口腔放射線腫瘍認定医申請書
    ・履歴書
    ・歯科医師免許のコピー
    ・研修証明書
    ・放射線腫瘍学に関する研究業績目録
    ・上記の業績を証明できる資料

    特に難しそうな提出書類はありませんでした。

    試験

    試験は筆記試験のみです。2019年度は放射線腫瘍学、放射線生物学、放射線物理学、放射線治療患者の口腔管理について問うMCQ(多肢選択式問題)でした。口腔放射線腫瘍教育研修会と同日に開催され、研修会が1時間、その後試験が1時間だったようです。難易度、合格率は分かりませんでした。

    感想

    難易度は高いと思います。ただ、他の学会の資格と比べると、医療機関を選ぶ際の参考にはあまりならないかなと思います。例えばインプラントなどの高額な治療を考えていてレントゲンやCTで適切な診断をしてもらいたい、他の歯医者で問題ないと言われたが不安なので専門医にちゃんと診断してほしい、などであれば参考になる資格かなと思います。

    患者お役立ちリンク

    認定医・専門医・指導医・口腔放射線腫瘍認定医 一覧名簿
    認定医、専門医、指導医、口腔放射線腫瘍認定医の医師名と所属が分かります。

    歯学博士または博士(歯学)

    学会資格ではないですが、よく目にするので調べてみました。
    歯学博士または博士(歯学)とは、歯科大学や大学の歯学部に授与される学位の事です。学位とは、ある一定の学術を修め、それについての価値ある独創的な論文を提出した者に与える称号。主に「学士(歯学)」「修士(歯学)」「博士(歯学)」の3つがあります。

    学士(歯学)

    学士(歯学)は大学を卒業した人に与えられる称号です。つまり、単位を取って論文提出して大学を卒業すれば学士です。一般的には4年制大学が多いですが、歯学の場合は6年制大学を卒業しないといけません。

    修士(歯学)

    修士(歯学)はちょっと特殊な学位です。なぜかというと、学士(歯学)があれば修士課程をスルーして大学院博士課程に進学できるからです。じゃあ修士(歯学)はなぜ存在するの?って事なんですが、これは学士(歯学)取得者以外の人、例えば歯科系専門学校卒業者、歯科衛生士、歯科技工士、その他医療従事者などの学習のためです。

    博士(歯学)

    そして最後が博士(歯学)。4年制の大学院に進学して歯学に関する専攻分野を修了すれば、晴れて博士(歯学)となります。

    博士(歯学)(はくし しがく)は、博士の学位であり、歯学(口腔解剖学、口腔組織学、口腔病理学、口腔生化学、口腔生理学、歯科薬理学、口腔微生物学、歯科理工学、予防歯科学、歯科保存学、歯科補綴学、歯科矯正学、小児歯科学、口腔外科学、歯科麻酔学、歯科放射線学など)に関する専攻分野を修めることによって、日本で授与されるものである。

    出典:博士(歯学) – Wikipedia

    なんだかとても大変そう。。これが一般的な博士(歯学)の取り方です。

    実は博士(歯学)には「課程博士」と「論文博士」と呼ばれる2種類があります。
    課程博士は、上のように6年制大学を卒業後、4年制の大学院に進学して取得する博士のこと。論文博士は、大学院には進学せずに学術的価値のある論文を提出することで取得する博士のこと。論文博士を取得するとなると、ほとんどが働きながらだと思いますので、取得する人は自己研鑽のためでしょう。

    感想

    課程博士をとるのは大変なの分かりますが、論文博士は「論文博士 歯学」で検索しても大半が大学のページで、どれぐらい大変なのかなどが分からないというのが正直なところです。ただ、歯学以外で論文博士を取得された方のブログ記事を見ると、相当大変というのは分かります。

    参考働きながら4年間で博士(論文博士)を取得した話 – Odds and Ends
    参考論文博士取得まで ?私の場合? | 論文博士を取得した企業研究者のブログ
    参考学位取得(論文博士)への遠くて近き道のり PhD degree (赤穂 昭太郎 / Shotaro Akaho)

    一方で黒い記事もあります。

    参考「医学博士」はチョロイ? – 医学部教員の独り言
    参考歯学博士の裏【裏歯科情報】
    参考論文博士は医者のためのもの? | 論文博士を取得した企業研究者のブログ

    結論、博士(歯学)は治療の専門性を認める資格ではないので、ほとんど参考にしなくていいと思います。

    まとめ

    以上、歯科ホームページの医師・スタッフ紹介ページでよく目にする学会、また厚生労働省の『医療に関する広告が可能となった医師等の専門性に関する資格名等について』で認められている歯科学会の認定医や専門医などの資格について調べてみました。数にするとたった7つですが、調べるのとまとめるのはかなり時間がかかりました。。
    今回の記事を作っていて思ったこと、感じたことは3つです。

    ①歯科衛生士の資格について

    歯科衛生士の資格が多すぎると思いました。紹介した専門医などの制度がある5団体のうち、日本歯周病学会、日本小児歯科学会、日本歯科麻酔学会の3つが認定歯科衛生士の資格制度があります。5団体でこれなので、認められていない学会の資格を含めると相当な数に…
    それぞれ専門分野が異なること、学会としても維持していく上で歯科医師以外の会員を増やしたいというのがあるので仕方ないと思いますが、歯科衛生士がキャリアップを考えた時にどの資格を目指せばいいのか混乱するのではないでしょうか。難しいでしょうが、ある程度統一されたら良いのにと思いました。

    ②資格を持っている先生について

    専門医などの資格を持っている先生はすごいと思いました。研修施設での研修や研究、学会参加、論文発表したりで申請資格を満たし。そして、勉強して試験を受けて合格。相当大変と思います。院長紹介ページにいつも一行で表記されている、

    ・●●学会認定〇〇専門医

    これにどれだけの苦労が詰まっているんだろうと思いました。

    ③ホームページについて

    WEBディレクターとして気になったのが、認定医や専門医を取得している先生が在籍するクリニックのホームページです。学会のホームページはあまりお金を掛けられない&一般の人が見ることは少ないので仕方ないと思いますが、せっかく苦労してすごい資格を取ったのに、ホームページが古いクリニックが多いこと多いこと。。すごい先生なのにもったいないなぁと思います。まぁ、すごい先生だから別にホームページそのままでも患者さんが来るので気にしていないのだと思いますが。
    とはいえ、新しく引っ越してきた人、初めて歯医者に行く人はやっぱり地域で探すわけで。で、ホームページ見たら見づらいし分かりづらいから他の歯医者を探すなんてことも起こりえます。適切な医療の選択のためにも、せめて見やすくリニューアルしては?って思いました。

    最後に

    この記事が医療機関を探す一つの参考となれば良いですが、学会や資格について調べていた時に発見した名言があったのでここに引用しておきます。

    また、例えば医療機関や医師を探すときに、専門医の資格をもつかどうかは、判断基準の一つにはなりますが、あなたのがんについて精通し、あなたの希望を聞きながら最善の治療法を模索してくれる医師が、必ずしも専門医とは限らないことも念頭に置きましょう。

    出典:医療職の専門性に関する資格の情報:[国立がん研究センター がん情報サービス 一般の方へ]

    これを忘れないでおきましょう。実際、自分が行っている歯医者はホームページを見ても先生の資格なんて一切書いてありません。でも自分にとっては良い歯医者です。資格の有無はあくまで判断基準の一つということを忘れないでおきましょう。

    次回は歯科以外の学会にしようか、それとも厚生労働省で認められていないけれど規模の大きい学会にしようかなど、色々と考え中です。正直、この学会調べは規約とか施行細則とかおもしろくない文章ばかり読むので辛いんですが、一般の人にとって医療機関選びの参考にはなると思うので、もう少しやろうと思います。

    最後までお読みいただき、ありがとうございましたm(_ _)m

    参考サイト

    全体

    参考資料5 主な専門医等の現状について – 厚生労働省(PDF)

    日本歯科医師会

    都道府県歯科医師会|リンク|日本歯科医師会
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